住まいの知恵
  • 投稿日 : 2021年10月04日
  • 更新日 : 2021年10月05日

優しい空調、床暖房

冬になると、地球温暖化なんて本当!?って思えるほど、毎年冬は寒いですよね。
韓国やロシアといった、もともと寒い国では、床暖房が暖房の主流です。
来るべき冬に備えて、今からちょっと考えてみませんか?
床暖房は、実はとても人にやさしいシステムなのです。


5つのメリット

①とっても静かです

モーターや燃料系が室内にありませんから、基本的に音を発しません。仕事でストレスの多いお父さんもこれなら癒されるはず。

②暖かいんです、これが

エアコンやストーブで暖まった空気は、どうしても上へ上へとのぼってしまいますよね。でも床暖房は、床が一番暖かいので、足下がいつもぬくぬく。靴を履かないで過ごすに辺の家には、ピッタリです。さらに床からの遠赤外線で、身体の芯まで温もります。

床を暖めたくらいで、本当に部屋全体が暖まるんだろうかと思われるかもしれません。でも一般的な住宅であれば、床面の60%に床暖房ユニットを設置すれば、どんな部屋も十分に暖めることができると言われています。

③空気を汚さない、ってすごい!


部屋の中で何かを燃やしたりしませんから、空気はまったく汚れません。エアコンだとフィルターに汚れが溜まれば空気にほこりやカビの胞子が混じってしまうこともあります。また、温風が部屋の埃を巻き上げてしまうことも。
床暖房にそんな心配はゼロです。喘息やアレルギーの気があるお子さんには最適。


④安全です

燃料装置を必要としないか、必要とする場合でも、屋外に設置しますから火事ややけどの危険性はほとんどありません。小さなお子さんやお年寄りのいる家庭では、ストーブに触れたり、ひっくり返したりという事故に神経を使いますよね。床暖房ならそんな心配は一切無用!

⑤ランニングコストがお得です


設置コストは少し高額ですけど、日々の暖房に必要な金額はガスファンヒーターより安いという試算もあります。空気の熱を利用する温水式はもちろん、電気式でも夜間電力を使えばかなりリーズナブルです。


★方式(どうやって暖めるの?)

大ざっぱに分けると、電気式と温水式があります。電気式は床下の発熱体に電気を流し、発熱させるもの。
温水式は屋外で温水を作り、それを床下に循環させて暖めるもの。コストは温水式の方が少し安いようですけど、メンテナンス費用がかかるということで、一長一短があります。